憲法9条の思想水脈
著者:山室信一 出版社:朝日新聞出版
ブックフェア「憲法を考える」の1冊
憲法改正の議論が高まりを見せる中、大きな争点となっているのが戦争の放棄を定めた9条である。人類の歴史のなかで、絶え間なく繰り返されてきた戦争。じつは、それゆえに平和を求める切実な声が途絶えることはなかった。日本でも幕末以降、軍備撤廃を論じ、戦争廃止を訴える思想が現れ、それらが第一次世界大戦後の「すべての戦争の違法化へ」という世界の動きと合流していった。憲法9条は、戦後、突然生まれたものではない。世紀を越え、国境を越え、脈々と流れてきた平和運動や非戦思想の到達点にあり、平和を個人の生存権として主張する画期的な条文なのだ。日本はいま「国益」「同盟強化」の名のもと、戦争を前提とした軍事力均衡(バランス・オブ・パワー)政策が国民を守らなかった19世紀に戻ろうとしているのか。
2026.7.23
新装版 恐竜のつくりかた
著者:竹内しんぜん 監修:真鍋真 出版社:グラフィック社
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
骨や皮膚の一部の化石しか現存していない恐竜の姿を「生物としてリアルに作り上げる」ためには、一体どうすればいいのか?
見たことのない生物を立体化するための、テクニックを満載した1冊。粘土を使って精緻な造形を作る極意がぎっしりです!
解説は、リアルな恐竜や動物の造形で著名な竹内しんぜん氏。 トリケラトプスの親子や、首の長いカマラサウルス、大人気のティラノサウルス(うろこverと、羽毛verのそれぞれ)の作りかたを通して、立体造形の技を学べます。 また冒頭には、著者が作り上げてきた恐竜フィギュアを使った、恐竜図鑑を掲載。「恐竜の先生」として有名な真鍋真先生が解説しています。
2026.7.20
イラスト案内 社会のしくみ図鑑 改訂新版
著者:文)おおつかのりこ 奥澤朋美 菅原由美子 絵)のだよしこ 出版社:玉川大学出版部
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
くらしを支える33の社会のしくみを、イラストでわかりやすく紹介する図鑑。
2015年に刊行された人気の図鑑が、技術の進歩や社会の変化を反映した改訂新版となって登場!この10年で広く普及したスマホをはじめ、法律では18歳となった「おとな」のこと、税金や災害救助の現在など、最新の情報を反映した社会のしくみを楽しく学べます。
2026.7.18
そうさくのたね
著者:金沢21世紀美術館(編著) 出版社:グラフィック社
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊。この中の工作をお子さんと試してみたいと思います!
子どもと大人が一緒に楽しめる造形表現のアイデアブック。⾦沢21世紀美術館のキッズスタジオが開館以来取り組んできたプログラムをもとに、子どもと大人が一緒に楽しめる40作品を収録しています。
たとえば、自分の背たけより大きな絵をかいたり、紙や木や石を使っていきものを作ったり、友だちそっくりの車を作ったり…。なかには「え、そんなことしちゃうんだ!」とびっくりするものや、「どうしてそんなことするの?」って不思議に感じるものもあるかもしれません。ぱらぱらとページをめくって、気になるアイデアややってみたいアイデアを見つけたら、実際にチャレンジしてみてください!
2026.7.16
天皇への敗北─シリーズ哲学講話─
著者:國分功一郎 出版社:新潮新書
ブックフェア「憲法を考える」の1冊
公布から80年、今こそ日本国憲法を本気で考える。憲法をめぐって紡がれた物語は、国民に浸透しつつも、第二次安倍政権下で危機に直面する。その時、立ちはだかったのは意外な“存在”だった──。「天皇への敗北」はなぜ起きたのか? その理由を、30年前に物議を醸した「敗戦後論」、昭和の憲法学者と文人の抵抗、戦争責任まで遡って探る。戦後憲法学の試みを近代文学に準え、複雑に絡み合う「天皇・憲法・戦後」の核心に迫る。
2026.7.13
虫のウラがわ図鑑
著者:写真)安田守 文)高岡昌江 出版社:あすなろ書房
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
タマムシはなぜ葉の上にとまれるのか?
セミの口はどこにあるのか?
ムカデの足は何本あるのか?
ひっくり返して納得!答えは全部ウラがわにありました。
42種類の虫のウラがわをクイズ形式で紹介し、そのウラにひそむ秘密を解説。
虫のオモテがわではなく、ウラがわに主眼をおいた初めての昆虫図鑑です。
2026.7.11
子どもと海あそび
著者:茂木みかほ 出版社:グラフィック社
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
はじめての磯・砂浜でも楽しくあそべる!
海あそびの服装・持ち物リストから、生き物に出会うコツ、魚やカニの捕り方、生き物にやさしい観察の仕方、海で見たものの記録の仕方、標本作りまで。自由研究のヒントがいっぱいです。
磯焼け、海洋ごみなど、親子で知っておきたい環境問題や、安全対策も網羅。
大人も楽しく読める、いまの時代の海あそびに必要なことがたくさん詰まった1冊です。
2026.7.9
めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ
著者:作・絵)ジョエル・ジョリヴェ 監訳)稲葉俊郎 出版社: アノニマ・スタジオ
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
37の“めくるしかけ”で
人体のすみずみまでを
楽しく学べる人体図鑑絵本!
直接は見ることのできない、人体の不思議な世界をイラストレーションで紹介! 開くと60センチ以上の人体図など、大小さまざまな“めくるしかけ”が盛りだくさんです。
筋肉/動脈と静脈/神経/骨/さまざまな臓器/呼吸のしくみ/口腔/歯/眼/大脳/頭部/皮膚/手/足/生殖器(女性、男性)/妊娠など、めくって、ひらいて、眺めて、そして解説を読んで、生命の神秘を感じてください。
2026.7.6
自衛隊と憲法 第3版
著者:木村草太 出版社:晶文社
ブックフェア「憲法を考える」の1冊
イラン、ウクライナ、ガザ、ベネズエラ…
世界が力による支配にかたむくなか、
憲法はどうあるべきか?
危機の時代こそ、
9条が日本を守る盾になる。
護憲派のひとにも改憲派のひとにも読んでほしい、
全国民必携のハンドブック!
米国とイスラエルによるイランへの武力行使に端を発するペルシャ湾危機、出口の見えないロシアによるウクライナ侵攻、人道上の危機にあるガザ、緊張が高まる東アジア……予断を許さない世界情勢のもと、憲法はどうあるべきか?
自衛隊明記、緊急事態条項、存立危機事態の解釈、さらには集団的自衛権の容認条件、核保有・核共有、国会の解散権、選択的夫婦別姓にいたるまで、憲法改正を議論する際に必須の論点をまとめたテキストの最新版! 護憲派のひとも改憲派のひとも必読。
2026.7.4
日本国憲法
著者:写真)齋藤陽道 出版社:港の人
ブックフェア「憲法を考える」の1冊
日本国憲法は誰のものか?
もう一度読み、感じ、考える私たち自身の憲法。
日本国憲法の条文全文に、写真家・齋藤陽道さんのカラー写真を組み合わせたハンディな一冊。
戦後80年、私たちの幸福と平和の土台となってきた憲法を、いまの暮らしのなかでそれぞれの人生を生きる人々の姿を深くとらえた写真とともに読み直す。
もっと切実に、さらに親しみやすく──。
2022年に刊行し反響をいただいた同タイトルの本に、新たに16点の写真を追加収録し、3人の執筆者による憲法についてのエッセイを収めた栞を添えたボーナスバージョン。
2026.7.2
予備校盛衰史
著者:小林哲夫 出版社:NHK出版
駿台・河合・代ゼミ。伊藤和夫、小田実、金ピカ先生……なぜ高校より面白かったのか?
大学受験に失敗したら予備校に行けばいい――かつてはそれが常識だったし、浪人生はドラマの主人公にもなり“青春の象徴”ですらあった。対して、推薦・AO入試が増加し現役志向が高まり続ける今、本書は予備校に受験以上の存在意義を見出す。1970~90年代を「予備校文化」の黄金時代として描き、学問への入口としてかけがえのない役割を果たした事実をよみがえらせるのだ。予備校という存在の全体像をとらえた類例のない試み!
2026.6.29
どうせ死ぬなら、最後にミーアヤム
著者:ブリアン・クリスナ 訳:西野恵子 出版社:春秋社
巨漢で嫌われ者、友だちもいない会社員のアレは37歳の誕生日、24時間後に死ぬことを決めた。最後の一杯を食べるために行きつけの麺屋に行くも、店主は不在。その後も次々に災難が降りかかり、自殺計画はどうしても実行できない。気が付いたら冤罪で留置所に入れられ、そこでマフィアの親玉に気に入られてその右腕になるが、行き着いたスラム街で様々な人と出会ううちにアレの人生に変化が訪れる……。
原書は刊行半年で50刷、13万部以上の発行部数を記録し、インドネシアではまれに見る大ヒットとなったヒーリング小説。
2026.6.25