世界の食器図鑑
著者:監修)加納亜美子 著)玄馬絵美子 米山明泉 出版社:平凡社
食卓を彩る、麗しきうつわの宇宙
彩り豊かな欧州のプレートから趣深い日本の茶碗まで-
名作・ブランドの物語やモチーフの意味、テーブルでの使い方をこの一冊に網羅。
和洋の名作を写真で比較し、歴史や技法、ジャンルをやさしく解説するビジュアル図鑑です。器をめぐる国際交流の歴史にも迫ります。
眺めて美しく、読んで学べて、テーブルで活かせる、食器図鑑の決定版!
2026.2.9
ふつうの人が小説家として生活していくには
著者:津村記久子 聞き手・島田潤一郎 出版社:夏葉社
昨年、デビュー20周年を迎えた作家・津村記久子さんへのインタビュー集。若いころをどのように過ごせばいい? 働くってどういうこと? 文章はどうやって書けばいい? 生きるヒント満載です!
聞き手は、津村さんと同世代で、ひとり出版社・夏葉社を営む島田潤一郎さん。主要作品や書くことについてのほか、共通の趣味である音楽のこと、サッカーのことなど、多岐にわたって話を聞いています。
元気が出て、何かを書きたくなる、ロング・インタビューです!
2026.2.7
おおきいかいぶつはなかないぞ!
著者:アウスロイグ・ヨウンスドッティル[絵・文] カッレ・ギュットレル[文] ラーケル・ヘルムスダル[文] 朱位昌併[訳] 出版社:ゆぎ書房
かいぶつにも、苦手なことがあるの?!
「ちいさいかいぶつ」は、もの知りで何でもできるのに、
ぼく(おおきいかいぶつ)は、何にもできない!
パパのことまで笑われて、ついに涙がこらえきれなくなり・・・。
アイスランドと北欧で読み継がれてきた絵本シリーズが、日本上陸!
愛嬌たっぷりの「おおきいかいぶつ」と「ちいさいかいぶつ」が、泣いたり笑ったり意地悪しちゃったりする、北欧諸語で大人気の絵本シリーズです。
「妖怪」とも「おばけ」とも「かいぶつ」とも訳すことのできる skrímsliは、古来から豊かな自然の中で、人間のすぐそばに棲みついてきた不思議な存在。
アイスランド、フェロー諸島、スウェーデンの3人の原作者が共同で創作し、三ヶ国語で同時出版するユニークなスタイルで生まれた作品です。日本語版はアイスランド語から翻訳。
2026.2.5
変身ヒーロー誕生 石ノ森マンガ第1話コレクション
著者:石ノ森章太郎 出版社:河出書房新社
仮面ライダー、人造人間キカイダー、イナズマン、秘密戦隊ゴレンジャー……異形のヒーローたちが生まれる瞬間を描いた、血沸き肉躍る原作マンガを集成! 『仮面ライダー』誕生55周年記念。
仮面ライダーに始まる石ノ森章太郎“原作”の変身ヒーローマンガは、テレビ用オリジナルとして石ノ森がキャラクターの設定とデザインを手がけ、“原作マンガ”を少年誌に掲載したもので、今日におけるメディアミックスの先駆的な作品群。それらの連載第1回を中心に集めたのが本書です。発表から半世紀近くを経ながら、いまなお新しい石ノ森ヒーローマンガをご堪能ください!
2026.2.3
東洋文庫 知への情熱、一〇〇年の軌跡
著者:公益財団法人 東洋文庫・監修 出版社:平凡社
国宝を含む100万冊もの和漢洋の貴重書を擁する、世界に誇る東洋学の専門図書館「東洋文庫」を大特集した1冊。 「知の殿堂」が紡いできた情熱の物語を、別冊太陽らしく、豊富なビジュアルで徹底詳解。東洋文庫100周年記念して出版する永久保存版特集です。2026年1月21日(水)に「東洋文庫ミュージアム」がリニューアルオープンしたばかり。訪問前にぜひ!
2026.1.31
台湾茶の教科書
著者:林品君 出版社:グラフィック社
ブックフェア「台湾を知ろう!」の1冊
台湾茶の基礎知識を始め、代表的なお茶の種類それぞれについて特徴、歴史、産地、製法、淹れ方、おすすめのペアリング菓子・料理を、現地の台湾茶研究家・林品君が紹介。茶器やイベントについて、茶葉の買い方など、楽しみ方も充実。
著者は台湾宜蘭県生まれ。大阪大学外国語学部卒業後、大手旅行会社、レストランでの勤務を経て独立し、宜蘭にて台湾料理教室を主宰。「台湾料理は小籠包だけじゃない、台湾茶は凍頂烏龍茶と高山茶だけじゃない」をモットーに、台湾の食文化を海外に発信している。
2026.1.29
台湾と沖縄 帝国の狭間からの問い
著者:編・駒込武 執筆・呉叡人,宮島麻奈美,張彩薇,加藤直樹,上里賢一,齊藤ゆずか,元山仁士郎 出版社:みすず書房
ブックフェア「台湾を知ろう!」の1冊
米中対立の高まりを背景として、近年、「台湾有事」の可能性が現実味をもって議論されている。在日米軍基地の7割を抱える沖縄では、自衛隊の「南西シフト」構想のもと、さらなる軍事化が進む。前線に押し出された沖縄の人びとは、戦時には攻撃対象となるリスクを背負わされている。一方、中国による併合の意図に抗い、自主独立の現状を守りたい台湾にとって、日米の参戦は自らの防衛に有利にはたらく。このような地政学的構造から見たとき、台湾と沖縄は明らかに対峙する関係にある。
だが、歴史的に見れば、両者は、日本と中国という二つの大国の狭間で相似した運命をたどってきた。いまそれぞれが直面する危機も、元をたどれば、帝国による植民地支配や中央集権的包摂/排除に起因する側面が大きい。リアルな戦争に備えて生活空間の軍事化が進展している点においても、こうした境遇の自力での解決が困難な立場にある点においても、共通の課題をもつ。
台湾と沖縄――この〈帝国の狭間〉に置かれた人びとが、立場の違いを乗り越え、ともに平和である道はないのか? 日本の「本土」に暮らすわたしたちは、このようなジレンマを生みだす者としての当事者性を自覚したとき、どのように言葉を紡ぐことができるのか? 本書は、この問いを起点として、歴史認識と倫理的価値にもとづく〈同盟〉を模索する対話の試みである。
2026.1.26
地下鉄駅
著者:何致和 訳:及川茜 出版社:河出書房新社
ブックフェア「台湾を知ろう!」の1冊
台北の地下鉄駅を舞台に、人生につまずく人々、その生と死を、地下鉄職員の視点で描く長篇小説。
葉育安、45歳、思春期の娘と認知症の老母との3人暮らし。
優柔不断、すべてに受け身で生きる彼が地下鉄の自殺防止プロジェクト長として向き合うことになったのは、地下鉄のホームで今まさに自死へ向かう人たち。
会社のお金を横領したサラリーマン、SNSで失恋を晒された中学生、持病に悩む老人、周囲から羨まれながらも生きる気力を失った女性……自殺防止プロジェクトリーダーを任せられた育安は、なんとか成果を出そうと試行錯誤を重ねるも、自らの足でホームから飛び降りる人たちを止めることはできない。
それでも群集のなかに身を置いて、日々を生きていく寄るべなき人々の体温が、見知らぬ他人をいつしか温めていく——出口のない問題を抱え生きる全ての人へ、ささやかでも、明日へ向かう力の一端になる物語。
2026.1.24
台湾ノスタルジア 百年老街めぐり
著者:産業編集センター(編) 出版社:産業編集センター
ブックフェア「台湾を知ろう!」の1冊
台湾で最も注目されている街歩きスポットといえば、不思議さと懐かしさが詰まった玉手箱のような古い街並み、台湾老街。
老街の多くは日本統治時代に造られた、あるいは整備されたもので、100年ほど前の大正時代に日本で流行していたバロック建築で街が造られ、それらが当時のまま残っている。
歴史ある建物だけでなく、ご当地グルメ、ユニークな商店など個性豊かな老街は、台湾全土に130ヶ所以上あるといわれている。その中から、台北、台中、台南を拠点に巡れる22ヶ所を厳選して紹介するビジュアルガイドブック。
2026.1.22
路(ルウ)
著者:吉田修一 出版社:文春文庫
ブックフェア「台湾を知ろう!」の1冊。
1999年、台湾に日本の新幹線が走ることになり、入社4年目の商社員、多田春香は現地への出向が決まった。春香には忘れられない思い出があった。台湾を旅した学生時代、よく知らないまま一日を一緒に過ごした青年がいた。連絡先をなくし、それ以後ずっと会えないままだった……。
台湾と日本の仕事のやり方の違いに翻弄される日本人商社員、車輛工場の建設をグアバ畑の中から眺めていた台湾人学生、台湾で生まれ育ち終戦後に日本に帰ってきた日本人老人、そして日本に留学し建築士として日本で働く台湾人青年。それぞれをめぐる深いドラマがあり、それらが台湾新幹線の着工から開業までの大きなプロジェクトに絡んでいきます。政治では問題を抱えていても、日本と台湾の間にしっかりと育まれた個人の絆を、台湾の風土とともに色鮮やかに描く作品。大ヒット映画「国宝」の原作者として、さらに注目が高まっている吉田修一さんの渾身の力作です。
2026.1.19
サキの忘れ物
著者:津村記久子 出版社:新潮社
自分には何にも夢中になれるものがない――。高校をやめて病院併設の喫茶店でアルバイト中の千春は、常連の女性が置き忘れた本を手にする。「サキ」という外国人の男性が書いた短篇集。これまでに一度も本を読み通したことがない千春だったが、その日からゆっくりと人生が動き始める。深く心に染み入る表題作から、謎めいた旅行案内、読者が主役のゲームブックまで、かがやきに満ちた全九編。
2026.1.17
入門講義 アニミズム
著者:奥野克巳 出版社:平凡社
人間だけが地球の主人ではない──。ベストセラー『ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと』で知られる大人気の人類学者が、動物や川、モノにも〈いのち〉や意思を見いだす人類に通底する世界観=アニミズムを、豊富な図版とともに、深くわかりやすく語る。アイヌの伝統的な儀礼、マリオ/ポケモン/ジブリ、AI、さらにボルネオの狩猟採集民まで、事例も多数解説。分断と不平等の時代を救う「古くて新しい」思考法を、現在形に再起動。
2026.1.15