ウマと話すための7つのひみつ
著者:河田桟 出版社:偕成社
「動物と話してみたい」そんな子どもたちの願いにこたえる「馬語」の入門書。馬とコミュニケーションをとるための秘密が書かれた絵本です。
日本のはしっこ、与那国島で馬を相棒に暮らす著者が、馬の世界に入りこんで発見した7つの秘密を子どもたちに伝えます。
そこには生き物や自然と向かい合うための豊かなヒントがあります。
馬と話すことができれば、きっとこの世界の美しさが新たに見えてくるでしょう。
2025.12.27
南洋標本館
著者:葉山博子 出版社:早川書房
ブックフェア「台湾を知ろう」の1冊
僕らで南洋植物専門の標本館を作らないか?――日本統治下の台湾。漱石を読み、端正な日本語を話す陳は、台湾生まれの日本人・琴司と共に植物学者を志した。だが養父母の期待を背負った陳は、意思とは裏腹に医学の道へ。琴司は台北帝大に進み、帝国委任統治領南洋群島への採集旅行に出掛けた。一方、自らの道に行くと決めた陳は、陸軍属の技師としてニューギニア探検へと向かう。波瀾の運命を生きる台湾人青年の大ロマン
2025.12.25
サラブレッドに導かれて ー内藤律子写真集ー
著者:内藤律子 出版社:羅針舎
サラブレッドをテーマに50年以上のキャリアを持つ写真家、内藤律子の集大成を示す写真集。
巻頭では、これまであまり触れられることのなかった、著者の写真家修行時代の逸話や、海外での撮影エピソードが披露される。続く本文では、著者が心を寄せてきた馬たちとの出会いを振り返り、現在の撮影スタイルがいかに形成されてきたかを、約110点の作品を通して紹介していく。1989年には、フランスでの個展や『神威の星』出版などの幅広い制作活動が認められ、女性として初めてJRA賞馬事文化賞を受賞。本書は、馬から落ちても、蹴られても、下敷きになって背骨を圧迫骨折しても、変わることのなかったサラブレッドへの想いと、競走馬の聖地・北海道浦川地区への感謝の念を、馬を愛する全ての読者と分かち合うために編まれた写真集である。
2025.12.22
100にんのサンタクロース
著者:谷口智則(文・絵) 出版社:文溪堂
プレゼントをくばるだけじゃ終らない!
クリスマスはサンタさんにとっても特別な日。なぜかって?それはプレゼントを配り終わったあと,ヒミツの楽しみがあるから!――あるところに,100人のサンタクロースが住むまちがありました。サンタさんは100人みんなで協力してクリスマスの準備をします。そして,みんなにプレゼントを配り終わったあとは…?
2025.12.20
王さまのお菓子
著者:石井睦美(文) くらはしれい(絵) 出版社:世界文化社
フランスの伝統菓子ガレット・デ・ロワ。中にフェーブと呼ばれる小さな陶製の人形を1つ入れ、それを引き当てた人を祝福します。このガレット・デ・ロワを題材にした作品です。
ミリーは、陶器でできた お人形。 豆つぶほどの大きさで、フェーヴとよばれています。
「さあ、いっておいで。きみは だれを しあわせにするんだろうねえ」 パティシエのブランさんに そういわれたミリーは、 アーモンドクリームがたっぷりつまった パイのなかへ―。
ミリーは、自分を引き当てるのはだれか、気が気ではありません。「今年はぼくが王さまだ」と元気いっぱいの男の子か…母親がかぜをこじらせてしまい、さびしそうな女の子か…
2025.12.18
TEA BOOK
著者:Linda Gaylard 監修::磯淵 猛 出版社:誠文堂新光社
世界で愛飲されている「お茶」全般をイラストとカラー写真を使ってわかりやすく紹介する「世界のお茶がわかる本」。
お茶の文化史から世界的に広まっているお茶の種類、各地での淹れ方、そして産地紹介、ハーブやカクテルなどを含めた約90種のレシピなど、“お茶好き”を自称する人にはぜひ読んでいただきたい内容になっています。
本書の特徴は、ほとんどが見開きワンテーマで簡潔に紹介しているので、読みやすいこと。紅茶のブレンドの比率やハーブティの効用なども一目でわかるように紹介されています。
また、レシピの中には、紅茶ばかりでなく、日本や中国などのお茶を使ったレシピやハーブティーを使ったレシピなども多数紹介、さらにアルコールを含んだ「お茶のカクテル」もあり読んでいてどれも試してみたくなるものばかりです。
そして、産地やその特徴が細かく紹介されており、コラムで紹介しているTEA セレモニーの儀式や習慣などを含め、コラムもたくさんあって読みどころが多数あります。
2025.12.16
ルドルフ 赤鼻のトナカイ
著者:ロバート・L・メイ(作) デンバー・ギレン(絵) 中井はるの(訳) 出版社:世界文化社
クリスマスソング「赤鼻のトナカイ」は、この絵本から始まった。
85年の時を超え、ついに日本初全訳!
ピカピカ光る赤鼻をもつルドルフは、いつもみんなの笑いもの。
でも、クリスマスのまえの夜に、奇跡が起きて……!?
これからを生きる子どもたちに手渡したい、希望があふれる物語。
この絵本は、アメリカの老舗デパート「モンゴメリー・ワード」が、お客さんへの無料の贈り物として1939年に制作したものです。
おはなしをつくったロバート・L・メイは、当時そのデパートで働くコピーライターでした。執筆を始めたころ、がんを患う彼の妻は寝たきりになっていました。当時4歳の幼い娘は、「どうして私のお母さんは、みんなのお母さんとちがうの?」とメイにたずねたといいます。メイは、そう悩む娘に希望を与えたいという想いから、「みんなとちがうことは恥ずかしいことではなく、愛すべきことなんだよ」というメッセージを込め、この物語を紡ぎました。
完成後、この絵本は何百万部もの大ヒットになりました。たくさんのグッズや日本でもおなじみの曲も生まれ、ルドルフの物語は今もなお、世界中で愛され続けています。
2025.12.13
しごとをみつけたサンタさん
著者:スティーヴン・クレンスキー(作) S.D.シンドラー(絵) こみや ゆう(訳) 出版社:好学社
サンタさんって、なんでプレゼントをみんなにくばってくれるようになったんでしょう?
若き日のサンタさんがいろいろなお仕事を転々としながら、運命にみちびかれ、トナカイたちや、おもちゃ作りの小人たちと出会い、おもちゃをくばるお仕事につくまでを、楽しく描いています。
S.D.シンドラーのクリスマス絵本、新定番!
2025.12.11
うらがえしサンタ
著者:苅田澄子(作) 高畠那生(絵) 出版社:佼成出版社
寝坊したサンタがあわてて服をうらがえしに着ると……黒い服を着た“うらがえしサンタ”になっちゃった!
寒いのがきらいで、プレゼントはてきとう。口が悪くて、なんだかエラそうなうらがえしサンタ。ですが、なぜか子どもたちは人気があるようで――。いつもニコニコ、誰にでも優しいサンタクロースのイメージとは真逆のその姿から、サンタの本音が見えてくる!?
やりたい放題なうらがえしサンタにハラハラしながら、最後は心が温かくなるクリスマスシーズンの読み聞かせにぴったりな絵本です。
2025.12.8
おこまの大冒険 〜朧月猫の草紙〜
著者:山東京山・作 歌川国芳・絵 金子信久・訳著 出版社:パイ インターナショナル
浮世絵師・歌川国芳と戯作者(小説家)・山東京山という猫好きの二大スター共作によって大変な人気を博した猫たちの冒険活劇『朧月猫の草紙』。国芳のえがく猫たちが本の中で縦横無尽にとびまわる江戸時代の版本が、江戸ことばのリズムはそのままに、読みやすい現代語でよみがえりました!
舞台は鎌倉。カツブシ問屋のメス猫おこまちゃんは、ある事件から、恋しいとらさんと駆け落ち。ところが、待っていたのは、山あり谷ありの数奇な運命だった……。物語を彩るのは、お姫様や奥女中、彫物師や漁師、それに、立ちすぎるくらいキャラの立った大勢の猫たち。メス猫おこまの一代記をお楽しみあれ!
2025.12.6
13人のサンタクロース
著者:ブリアン・ピルキングトン(作) 朱位 昌併(訳) 出版社:ゆぎ書房
ちょっと不気味で愛嬌たっぷりでのサンタクロースが13人!
アイスランドでは、クリスマスの13日前から、サンタが毎日ひとりずつ山からおりてきます。
台所でフライパンの食べ残しをぺろぺろなめるサンタ。窓からじっとのぞくサンタに、扉をバタンバタンと閉めるサンタ。牛小屋でしぼりたてのミルクをごくごく飲むサンタ。
それぞれのサンタの姿や習性からは、むかしむかしのアイスランドの人々の暮らしが見えてきます。
赤い服にトナカイではなく、むかしの農夫の服を着て、歩いてやってくる13人は、本当にサンタクロースなの?! 実は、トロールなの?
そもそもクリスマスって何だろう?サンタクロースって何なんだろう?
そんな民俗学的な問いにも誘ってくれる絵本。
もちろん、13人のキャラクターをただただ思い切り楽しむこともできます!
2025.12.4
ちいさなサンタさん
著者:葉祥明(絵・文) 出版社:佼成出版社
クリスマスイブの夜、サンタクロースの家へ迷い込んだ男の子。そこにあったクリスマスツリーには、たくさんのお願いごとが吊るされています。
男の子は、世界中の子どもたちにプレゼントを届けようと、旅立ちます。 みんなが、本当に欲しがっているプレゼントはいったいどんなものなのでしょう…?
今も、この先も、どの時代にも伝えたいメッセージが込められています。 地球上でおきているあらゆる問題をかかえる世界中の子どもたちへ、サンタさんからのプレゼントです。
葉祥明氏ならではの、広々とした鮮やかな色彩の自然の風景。雪景色と青空の美しさ、絵に添えられた優しいメッセージが心を打つ、大人にもぜひ読んでほしい一冊。人気ロングセラー絵本です!
2025.12.1