天皇への敗北─シリーズ哲学講話─
著者:國分功一郎 出版社:新潮新書
ブックフェア「憲法を考える」の1冊
公布から80年、今こそ日本国憲法を本気で考える。憲法をめぐって紡がれた物語は、国民に浸透しつつも、第二次安倍政権下で危機に直面する。その時、立ちはだかったのは意外な“存在”だった──。「天皇への敗北」はなぜ起きたのか? その理由を、30年前に物議を醸した「敗戦後論」、昭和の憲法学者と文人の抵抗、戦争責任まで遡って探る。戦後憲法学の試みを近代文学に準え、複雑に絡み合う「天皇・憲法・戦後」の核心に迫る。
2026.7.13
虫のウラがわ図鑑
著者:写真)安田守 文)高岡昌江 出版社:あすなろ書房
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
タマムシはなぜ葉の上にとまれるのか?
セミの口はどこにあるのか?
ムカデの足は何本あるのか?
ひっくり返して納得!答えは全部ウラがわにありました。
42種類の虫のウラがわをクイズ形式で紹介し、そのウラにひそむ秘密を解説。
虫のオモテがわではなく、ウラがわに主眼をおいた初めての昆虫図鑑です。
2026.7.11
子どもと海あそび
著者:茂木みかほ 出版社:グラフィック社
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
はじめての磯・砂浜でも楽しくあそべる!
海あそびの服装・持ち物リストから、生き物に出会うコツ、魚やカニの捕り方、生き物にやさしい観察の仕方、海で見たものの記録の仕方、標本作りまで。自由研究のヒントがいっぱいです。
磯焼け、海洋ごみなど、親子で知っておきたい環境問題や、安全対策も網羅。
大人も楽しく読める、いまの時代の海あそびに必要なことがたくさん詰まった1冊です。
2026.7.9
めくれる!しかけ図鑑絵本 にんげんのからだ
著者:作・絵)ジョエル・ジョリヴェ 監訳)稲葉俊郎 出版社: アノニマ・スタジオ
8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
37の“めくるしかけ”で
人体のすみずみまでを
楽しく学べる人体図鑑絵本!
直接は見ることのできない、人体の不思議な世界をイラストレーションで紹介! 開くと60センチ以上の人体図など、大小さまざまな“めくるしかけ”が盛りだくさんです。
筋肉/動脈と静脈/神経/骨/さまざまな臓器/呼吸のしくみ/口腔/歯/眼/大脳/頭部/皮膚/手/足/生殖器(女性、男性)/妊娠など、めくって、ひらいて、眺めて、そして解説を読んで、生命の神秘を感じてください。
2026.7.6
自衛隊と憲法 第3版
著者:木村草太 出版社:晶文社
ブックフェア「憲法を考える」の1冊
イラン、ウクライナ、ガザ、ベネズエラ…
世界が力による支配にかたむくなか、
憲法はどうあるべきか?
危機の時代こそ、
9条が日本を守る盾になる。
護憲派のひとにも改憲派のひとにも読んでほしい、
全国民必携のハンドブック!
米国とイスラエルによるイランへの武力行使に端を発するペルシャ湾危機、出口の見えないロシアによるウクライナ侵攻、人道上の危機にあるガザ、緊張が高まる東アジア……予断を許さない世界情勢のもと、憲法はどうあるべきか?
自衛隊明記、緊急事態条項、存立危機事態の解釈、さらには集団的自衛権の容認条件、核保有・核共有、国会の解散権、選択的夫婦別姓にいたるまで、憲法改正を議論する際に必須の論点をまとめたテキストの最新版! 護憲派のひとも改憲派のひとも必読。
2026.7.4
日本国憲法
著者:写真)齋藤陽道 出版社:港の人
ブックフェア「憲法を考える」の1冊
日本国憲法は誰のものか?
もう一度読み、感じ、考える私たち自身の憲法。
日本国憲法の条文全文に、写真家・齋藤陽道さんのカラー写真を組み合わせたハンディな一冊。
戦後80年、私たちの幸福と平和の土台となってきた憲法を、いまの暮らしのなかでそれぞれの人生を生きる人々の姿を深くとらえた写真とともに読み直す。
もっと切実に、さらに親しみやすく──。
2022年に刊行し反響をいただいた同タイトルの本に、新たに16点の写真を追加収録し、3人の執筆者による憲法についてのエッセイを収めた栞を添えたボーナスバージョン。
2026.7.2
予備校盛衰史
著者:小林哲夫 出版社:NHK出版
駿台・河合・代ゼミ。伊藤和夫、小田実、金ピカ先生……なぜ高校より面白かったのか?
大学受験に失敗したら予備校に行けばいい――かつてはそれが常識だったし、浪人生はドラマの主人公にもなり“青春の象徴”ですらあった。対して、推薦・AO入試が増加し現役志向が高まり続ける今、本書は予備校に受験以上の存在意義を見出す。1970~90年代を「予備校文化」の黄金時代として描き、学問への入口としてかけがえのない役割を果たした事実をよみがえらせるのだ。予備校という存在の全体像をとらえた類例のない試み!
2026.6.29
どうせ死ぬなら、最後にミーアヤム
著者:ブリアン・クリスナ 訳:西野恵子 出版社:春秋社
巨漢で嫌われ者、友だちもいない会社員のアレは37歳の誕生日、24時間後に死ぬことを決めた。最後の一杯を食べるために行きつけの麺屋に行くも、店主は不在。その後も次々に災難が降りかかり、自殺計画はどうしても実行できない。気が付いたら冤罪で留置所に入れられ、そこでマフィアの親玉に気に入られてその右腕になるが、行き着いたスラム街で様々な人と出会ううちにアレの人生に変化が訪れる……。
原書は刊行半年で50刷、13万部以上の発行部数を記録し、インドネシアではまれに見る大ヒットとなったヒーリング小説。
2026.6.25
AIはニュータイプの夢を見るか
著者:三宅陽一郎 出版社:青土社
ガンダムシリーズに登場する新人類「ニュータイプ」をはじめ、SFのなかで描かれる人間のスケールを超えた知能の姿は、AI研究のビジョンに少なからず影響を与えてきた。AIが当たり前になりつつあるいま、SFが先取りしている未来は私たちに何を語りかけるのか。
ゲームAI開発者としてデジタルゲームにおける人工知能の開発と研究を行う著者が、コンテンツの中のAIと実装されたAIの関係性、相互作用について、最新の知見と豊かな想像力を駆使して論じた1冊。
2026.6.23
2001年宇宙の旅〔決定版〕
著者:アーサー・C・クラーク 訳:伊藤典夫 出版社:早川書房
ブックフェア「AIと暮らす未来」の1冊。
300万年前に地球に出現した謎の石板は、原始的な道具さえ知らないヒトザルたちに何をしたか。月面に発見された同種の石板は、人類にとって何を意味しているのか。宇宙船ディスカバリー号のコンピュータHAL9000は、なぜ人類に反乱を起こしたのか。唯一の生存者ボーマンはどこへ行き、何に出会い、何に変貌したのか……
スタンリー・キューブリック監督とともに創造した傑作に、巨匠クラークが新版序文を付した決定版!
2026.6.20
フィジカルAIの衝撃
著者:田中道昭 出版社:朝日新聞出版
2026年に入り一気に注目度を上げている「フィジカルAI」。「物理世界を理解し、実際に行動するAI」の登場が世界にもたらす変化の本質をいち早く解説する。
多くの人が、生成AIがホワイトカラーの事務作業を代替し始めたときに衝撃を受けた。だが、それは画面の中の仕事だった。フィジカルAIは違う。現場の判断、工程管理、品質の見極め、設備の保全といった「身体に根ざした知」を書き換える。これまで経験と勘によって支えられてきた領域が、センサーと人工知能によって再構成されるのだ。
著者は、フィジカルAIを前提に構造を再設計できる企業と、道具として部分導入にとどまる企業の差が、やがて決定的になると説く。
産業構造の大転換を見据え、日本企業がとるべき競争戦略を明らかにする。
2026.6.18
AI過大評価社会
著者:アルヴィンド・ナラヤナン サヤシュ・カプール 訳:的場知之 出版社:草思社
このところ、「AIで世界が滅びる」であったり、「AIですべての問題が解決する」など、AIの高性能さを無条件に前提したような主張が多く目に入るようになりました。それ以外にも、「そんなこともできるのか」と驚くようなAIの宣伝を見ない日はありません。しかし、実際のところ、それらはどのくらいの精度で有効なのでしょうか。もし「それ程有効でない」としたら、「なぜ」「だれが」過剰に性能を誇張しているのでしょうか。
本書は、TIME誌が選ぶ「AI分野で最も影響のある100人」に選ばれたAI研究のエキスパートが、これらのAIをとりまく社会を冷静に分析し、AIの性能を過剰に謳う社会を批判し、AIに本当にできることを見極め、あるべきAI社会を問うものです。
加熱するAI報道に惑わされないために、今こそ読んでほしい1冊です。
2026.6.15