葬儀を終えて〔新訳版〕
著者:アガサ・クリスティー 訳:加賀山卓朗 出版社:早川書房
だって彼はころされたんでしょ?――アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。すべてはこの一言から始まった。 翌日、コーラが死体で発見される。要請を受けて事件解決に乗り出したポアロが、一族の葛藤の中に見たものとは。衝撃の傑作、新訳で登場。
1953年発表のポアロもの。たった一言からきしみ出す人間関係…。待っているのは意外な結末!クリスティーが真骨頂を発揮した1作です!
2026.4.21
アガサ・クリスティー とらえどころのないミステリの女王
著者:ルーシー・ワースリー 訳:大友香奈子 出版社:原書房
全世界に読者をもつ巨匠アガサ・クリスティー。しかし彼女は職業を聞かれれば無職と答え、書類には主婦と記入した。当時の社会階層やジェンダーのルールにより、平凡なふりをして生きた20世紀の偉大な作家の一生に光を当てる。
本書は作家研究の視点から新たなクリスティー像を作り上げようとする試みである。現存する書簡や、自己を投影したと思われる作品の一節を丹念にすくい上げ、時代や社会背景をからめて、彼女の実像に迫っていく。その過程の記述は、クリスティーのミステリ作品に匹敵するスリリングさである。
2026.4.16
アガサ・クリスティー完全攻略〔決定版〕
著者:霜月蒼 出版社:早川書房
クリスティー没後50年フェアの1冊
2026.4.13
殺人は容易だ
著者:アガサ・クリスティー 訳:高橋豊 出版社:早川書房
クリスティー没後50年フェアの1冊
植民地帰りの元警官ルークは、列車内で同席した老婦人から奇妙な話を聞いた。彼女の住む村で、密かに殺人が行なわれている、彼女はその犯人を突き止めたので警視庁に訴えに行くというのだ。くだらぬ妄想だと聞きながしたルークであったが、翌日なんとその老婦人が車に轢き殺されたというのだ……。
ポアロもミス・マープルも登場しないノンシリーズ。探偵役のルークに老婦人が語る一言がまさにこのミステリーの核心をついています!
「殺人は容易。誰にも疑われなければ。その人物は誰も疑ってみようともしない人!」
2026.4.11
猫は知っていた 新装版
著者: 仁木悦子 出版社:講談社
「日本のクリスティー」こと、仁木悦子による1957年のデビュー作。
仁木雄太郎・悦子の素人探偵兄妹が巻きこまれた奇妙な連続殺人事件。
怪しげな電話、秘密の抜け穴、蛇毒の塗られたナイフ、事件現場に現れる一匹の黒ネコ。
好奇心溢れる悦子のひらめきと、頭脳明晰な雄太郎の推理が真相に迫っていく。
鮮やかなトリック、心和む文体。
江戸川乱歩賞屈指の傑作が新装版で登場!
2026.4.9
終りなき夜に生れつく
著者:アガサ・クリスティー 訳:矢沢聖子 出版社:早川書房
クリスティー没後50年フェアの1冊
誰が言い出したのか、その土地は呪われた〈ジプシーが丘〉と呼ばれていた。だが、僕は魅了された。なんとしてでもここに住みたい。そしてその場所で、僕はひとりの女性と出会った。彼女と僕は恋に落ち、やがて……
ポアロもミス・マープルも登場しないノンシリーズ。サスペンスとロマンスに満ちた傑作です。クリスティーが自らのベストにも選出しています。
2026.4.7
料理からたどるアガサ・クリスティー
著者:カレン・ピアース 訳:富原まさ江 出版社:原書房
クリスティー没後50年フェアの1冊
ポワロが楽しんだ当時最新の機内食は?
ミス・マープルが甥に作った伝統料理は?
ミステリーの女王にとって食事は、創作においても、実生活においても大切なものだった。作中の晩餐会で、登場人物の故郷の味として、殺人の凶器として登場する料理から見えるものとは。当時の手法に沿ったレシピと解説でたどる。
2026.4.4
アガサ・クリスティーの家と暮らし
著者:ヒラリー・マカスキル 訳:富原 まさ江 出版社:エクスナレッジ
クリスティー没後50年フェアの1冊
住まいづくりに情熱を傾けた「ミステリの女王」の知られざる素顔と生涯、 作品の舞台があざやかによみがえる。
憧れの家を購入して自分好みにリノベーション、不動産購入にも手腕を発揮して一時は8軒もの家を所有していたこともあるアガサ・クリスティー。
名探偵ポアロが生まれたホテル、生涯愛し続けた故郷の生家、バウハウス創設者も住んだロンドンのモダニズム建築のフラット、晩年を過ごした「夢の家」など、住まいの遍歴と作品の舞台、故郷デヴォン州の地を美しい写真とともにたどる。
2026.4.2
アガサ・クリスティーの大英帝国
著者:東秀紀 出版社:筑摩書房
クリスティー没後50年フェアの1冊
英国を代表する「ミステリーの女王」アガサ・クリスティーはまた「観光の女王」でもあった。「ミステリー」も「観光」も、束の間の「非日常」を楽しみ、平凡だが価値ある「日常」へと帰還する営みとして、大衆社会なかんずく大英帝国の繁栄の下、花開いたもの。その頂点をなすクリスティーの傑作群、66作に及ぶ長編の分析を通して、彼女が「ミステリ」と「観光」に託して描いた大英帝国の変容を明らかにする。
2026.3.30
新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか
著者:川北省吾 出版社:講談社
ロシアによるウクライナ侵攻、世界的な移民排斥運動、権威主義的国家の台頭、トランプ2.0、そして民主主義制度基盤の崩壊……。 「なぜ世界はここまで急に揺らぎはじめたのか?」。共同通信社の国際ジャーナリストが、混迷する国際政治の謎を解き明かすために、国際政治学者や評論家、政治家や現場を知る実務家へのインタビューを敢行。辿り着いた答とは?
「社會部部長」((『あの国の本当の思惑を見抜く 地政学』著者))
今の世界は、音楽が止まった椅子取りゲームのよう。アメリカが立ち上がり、空いた椅子をロシアや中国が奪い合う。本書は、その混乱の構造を彼ら「悪者」の視点に立って見つめ、「悪者の正義」を冷静に解き明かす一冊。
2026.3.28
深呼吸の必要
著者:長田弘 出版社:晶文社
ときには、木々の光りを浴びて、
言葉を深呼吸することが必要だ。
――日々になにげないもの、さりげないもの、言葉でしか書けないものをとおして、おもいがけない言葉にとらえた〈絵のない絵本〉。
風の匂いがする。言葉の贈りものとしての、散文詩集。
詩人・長田弘の代表作。
2026.3.26
けだもの赤子
著者:エドワード・ゴーリー 訳:柴田元幸 出版社:河出書房新社
みんなから忌み嫌われる、世にも奇妙な赤ん坊をめぐる救いようのない物語。恐ろしくて過酷で心が痛む赤子の運命。
『うろんな客』などで知られる絵本作家、エドワード・ゴーリー。不幸な子どもを描くゴーリーの真骨頂にして衝撃の1作です。ゴーリー生誕100年を機に最大の問題作が日本で刊行されました。
2026.3.23