8月1日のブックトーク「自由研究…本屋にはヒントがいっぱい!」でご紹介する1冊
森を歩きながら、そっと足元に目をこらしてみると、落ち葉のすき間や石の上、けもの道のまんなかに、動物たちの「落としもの(痕跡)」が見つかります。なかでも”うんち”は、そこに「確かに、だれかがいた」ことをいちばん雄弁に語る証拠です。
本書は、森の落としもののなかでも、動物たちの「うんち」に焦点をあてた図鑑です。ポロポロ、ボタボタ、モリモリ--形もにおいも落ちている場所もさまざまですが、うんちは不要な物ではなく、動物たちの暮らしの記録そのものです。どこに残すのか、何が混ざっているのか、どんな季節に増えるのかを読み取れるようになると、「だれが・何を食べ・どんな道を通り・どんな気分でそこに置いたのか?」まで、探偵のように推理できるようになります。
親子で楽しむ自然観察入門としても、大人がじっくり読み込むフィールドガイドとしても役立つ一冊。本書を片手に、ぜひ森へ。
うんちからはじまる「森の推理散歩」を楽しんでください。