痛いのは疲れる、そして孤独だ――
潰瘍性大腸炎から腸閉塞まで、絶望的な痛みと共に生きてきた著者が痛みについて書いた1冊。
水を飲んでも詰まる〝出せない〟腸閉塞のつらさ
痛みでお粥さえ口に〝入れられない〟せつなさ
オノマトペ、比喩……痛みを「身体で語る」すすめ
女性の痛みが社会的に「軽視」されてきた理由
カントの勘違い、ニーチェの〝苦痛の効用〟…etc.
なぜ痛みは人に伝わりづらいのだろう?
著者がめざしたのは、痛い人と痛くない人との間に置いてもらって、「自分の気持ちはこれに近い」と痛い人が説明したり、「こういう痛みなの?」と痛くない人が質問したり、そんなふうに使ってもらえる本だとのこと。「痛い人」と「痛い人のそばにいる人」をつなぐ、かつてなかった本です。
10月のブックフェア「ままならない体と向き合う」より