ブックフェア「台湾を知ろう」の1冊
台湾在住の日本人である筆者が、歴史上内部に複雑な多様性を抱えざるを得なかった「台湾」という概念がどう作られてきたのかを描いた新書。
台湾は近年、コロナ対策などで「アジアの優等生」として語られがちですが、本当にそれだけが台湾の姿なのでしょうか。「台湾」についての語りと記憶の交差点から見えてくるのは、これまで見過ごされてきた多層的な台湾の現在地。そしてさまざまな記憶を共有する存在として、日本人はいま「家族」=台湾を知る必要がある──。知っているようで知らない「隣人」の姿を現地在住14年の日本人研究者が描き出します。