浮世絵師・歌川国芳と戯作者(小説家)・山東京山という猫好きの二大スター共作によって大変な人気を博した猫たちの冒険活劇『朧月猫の草紙』。国芳のえがく猫たちが本の中で縦横無尽にとびまわる江戸時代の版本が、江戸ことばのリズムはそのままに、読みやすい現代語でよみがえりました!
舞台は鎌倉。カツブシ問屋のメス猫おこまちゃんは、ある事件から、恋しいとらさんと駆け落ち。ところが、待っていたのは、山あり谷ありの数奇な運命だった……。物語を彩るのは、お姫様や奥女中、彫物師や漁師、それに、立ちすぎるくらいキャラの立った大勢の猫たち。メス猫おこまの一代記をお楽しみあれ!