新しい1日をむかえるために窓をあける子どもたち。なにげない日々の繰り返し、その中にこそある生きることの喜びを描いた絵本。
東日本大震災のあった2011年、日々を暮らしていくということについて、多くの人があらためてさまざまな思いをめぐらせたのではないでしょうか。作者は、被災地の人たちと一緒に取り組むワークショップのために、東北地方沿岸部の町を訪ねる旅を繰り返しました。そして、思いをこめて1冊の絵本を描き上げました。美しい絵本です。この絵本の美しさにこめられたポジティブな力がどうぞみなさんに届きますように。