私たち人間は、ついささいなことで落ち込んだり、イライラしたり、目の前の現実に一喜一憂しがちです。とりわけ今は心理的にもストレスが大きい時代で、心穏やかに日常を送ることが難しくなっているという方が増えているのではないでしょうか。
そこで本書は、夜、寝る前のほんの一時、遠い宇宙に思いをはせ、「宇宙からの視点」で、地球や私たち人間を俯瞰することで、煮詰まってしまった心を解きほぐし、静かに「自分」を見つめ直すことを促すものです。
何か困った問題が起こったら、一呼吸して「心だけ宇宙に緊急避難」する。大きさも時間の流れも“マックス”の宇宙からの視点で見てみれば、1人ひとりの人間の存在が、いかにかけがえがなく、はかなく、そして愛すべきものだということがわかるはずです。
読みながら、宇宙誕生から現在にいたるまでの悠遠な時の流れを体感することで、私たちが本当に大切にすべき「あたりまえの日常」に気付かされることでしょう。
この本は、宇宙について興味はあるけれど、科学知識があまりないという方も気楽に読めるよう、全編にわたり平易な表現が使われています。
もれなく宇宙の基礎知識も身に付きます!